四国杉の間伐材を使った、
地球にも家計にもやさしい
木質ホワイトペレット
ペレットストーブとは?
近年、国内で徐々に普及しつつあるペレットストーブ。それは、燃料に木質ペレットを使って、部屋を暖める暖房器具だ。木くずやおがくずを集めて、ペレタイザーという専用の機械を使って圧縮し、固めたものが木質ペレットで、原料には、製材工場から発生する端材や、地域の森林から出る間伐材などを使用している。ペレットストーブを使うことで、森林を守り、地域の仕事を増やす仕組みになっており、環境に配慮しているという点から、国や自治体も推進している。
日本各地の工場で木質ペレットが製造されてるが、そのなかでも、徳島県内で、良心的な価格で高品質の木質ペレットと着火剤をつくっている、障がい者就労継続支援B型事業所「ひまわり作業所」を訪ねた。
丘の上にある作業所
徳島市内から西へ車で約1時間、見晴らしの良い小高い丘の上に建つ「ひまわり作業所」。目の前には田んぼが広がり、ペレット工場は竹林に囲まれた自然豊かな環境にある。
2011年に設立された「ひまわり作業所」は、所長の稲井清美さんのお兄さんが交通事故に合い、障がい者になったことをきっかけに開所することになったそう。現在は、知的・身体・精神障がいがある21名の方が登録し、毎日約15名が作業所を利用している。室内では内職や農作物の袋詰め、工場ではペレットや着火剤の製造、近くの畑では米、じゃがいも、にんにくなどの栽培を行い、収穫した野菜は近所のスーパーマーケットの産直市などに出荷しているのだとか。
ペレットの製造をはじめたのは、およそ8年前のこと。近くに製材所があり、おかくずを手に入れやすいのではないかと稲井さんが思いついた。「ひまわり作業所」でつくられるペレットは、“ホワイトペレット”と呼ばれる樹皮を使わない木質部を主体とした原料を使った上質なペレットだ。近所の製材所で出た四国産の杉のおがくずやかんなくずを回収・購入し、ペレタイザーで圧縮成形してペレットをつくり出していく。
ペレタイザーでおがくずに熱を加えて圧縮することで、杉の油分が固まり、表面をよく見てみると、コーティングされてツルツルと光輝いている。できあがったペレットは、専用のふるい器にかけて粉を落とし、更に不良品と選別し、10kg袋と20kg袋に詰めていく。
一日のペレットの生産量は、多いときで2,400kg、少ないときは1,200kgになるそうだ。「ひまわり作業所」のペレットは、四国産の杉のみで製造しているので、産地を気にされる方は、安心して使えるはず。そして、薬剤を使っていないので、使用後の灰は畑に撒いて肥料にもなるそうだ。また、ペレットはストーブ以外にも、ねこやうさぎのトイレの砂としても使うことができるとか。
商品について
「ひまわり作業所」で扱っているペレット燃料は10kgの梱包されたものを販売しているし、オーダーがあればフレコンバッグ(600kg)など、ご要望に沿ったかたちで販売することが可能とのこと。
●ペレット 10kg(1袋)495円(税込)
一般の方は、主に自宅のペレットストーブの燃料として購入するが、ペットのトイレ用に購入する方もいるのだとか。
なかには、トン単位で購入する方もいて、ビニールハウスの暖房用やバイオマスエネルギーの燃料として使用するなど、それぞれの用途に合わせてペレットを活用している。
ひまわり作業所のペレット燃料が安い理由
日頃からペレットストーブを使っている方には、ひまわり作業所のペレットが一般的なものと比べて、良心的な価格であることに気づくのではないだろうか?
その理由を稲井さんに訊ねると、「通常、ペレットを製造する過程で木材を粉砕して乾燥させるという工程がありますが、「ひまわり作業所」では製材所が乾燥させたおがくずをそのまま回収するので、その手間が省けるんです。その分、ほかの業者さんより、安く提供できていますし、製材所の木材は十分に乾燥されたものを使用されているため、そこから出るおがくずも乾燥されているので質の高いペレット燃料を作れているんです」と、教えてくれた。
「この子らがおるから、やっていける」と言う稲井さんの傍らには、娘の尚美さんと息子の将也さんの姿があった。ふたりは「ひまわり作業所」の職員として、利用者さんと日々向き合っている。尚美さんは、農協や業者などいろんな人たちに会い、利用者の方たちができる作業を見つけてきて、提案してくれる。将也さんは、1日4回製材所へ向い、おがくずを回収し、遠方の販売先への納品も担当している。
尚美さんは「みんな、やりがいを持ってひまわりに来てくれる。利用者さんのなかには、私たちができないことをしてくれる方もいる」と、利用者さんとしっかりとした信頼関係を築いているように見えた。誰でも毎日、同じ作業をするとなると、飽きてしまうことも多いが、黙々と作業を続けてくれる方もいるのだとか。どんな仕事でも、やりがいを持ってできるということは、とても大切なことだと思う。
最後に、「ひまわり作業所」を利用して8年になる山内康平さんにお話を聞いた。
「自分は、おがくずをサイロに入れる作業を担当しています。作業は毎日楽しいです。ひまわり作業所の好きなところは、みんなが仲良しなところ」だと、とびっきりの笑顔で答えてくれた。
ご購入にあたって
ペレットストーブを使用した場合、寒冷地では一冬(10月から4月の7ヶ月間)でのペレット燃料の消費量は約2.6トンと言われています(10kg入の袋が260袋。1ヶ月だと37.5袋/10kg(約375kg)必要という計算)。
金額に換算すると、以下になります。
●260袋(10kg)× 495円(税込)= 128,700円
※1日の平均燃焼時間が約10時間の場合
※ペレットの消費量は約1kg/1時間が目安で計算
一冬分のペレット燃料を家に置く場所がない場合は、定期購入がおすすめです。
例)年4回に購入を分けた場合
●10kg × 37袋 = 370kg(9月に購入)
●10kg × 37袋 = 370kg(11月に購入)
●10kg × 37袋 = 370kg(1月に購入)
●10kg × 37袋 = 370kg(3月に購入)
購入方法について、2パターンあります。
1. 直接施設にて受け取り
2. 施設からの配送
※配送の場合は、その都度配送料の見積りが必要になるため、まずはお問い合わせください。
なるべくコストを抑えたい方には、直接施設にて受け取りに来ていただくかたちが配送料がかからずオススメです(実際に四国在住のリピーターの方の中には、定期的に普通自動車で施設まで来て、車に載せられるだけ購入して帰られる方が多くおられます)。
その場合は、事前に「ご希望の量」「受け取り日時」を以下フォームよりお問い合わせください。在庫の状況を確認し、対応可能日をお伝えいたします。
※商品の在庫がない場合がございますので、必ず事前にご連絡をいただければと思います。
※土曜日午後、日曜日、祝日はお休みをいただいております。
定期発送について、現在は行っておりませんが、配送業者さんとの相談次第では対応可能となるため、ご希望される場合はお気軽にご相談ください。※徳島県外の場合は、送料が高くなってしまう可能性がございます。
大量購入等の場合の価格交渉について、可能な範囲内で応じさせていただければと思いますので、こちらもお気軽にご相談ください(例えば、一度のご注文数が4トン以上になる場合や、年間通してご注文いただける場合など)。
過去の事例として、ビニールハウスなどの暖房目的で使用する場合などにおいて、ご相談に応じさせていただきました。
その他のご要望に関しても、ご相談いただければ、それに応じた方法をご提案させていただきます。
“まずは品質を確かめたい!”という方は、「ペレット10kg(1袋)495円」でお確かめください。(ページ下部の商品詳細ページよりご購入ください)